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プロローグ プロローグ  2006.09.21
敷地編(1) 敷地と道路  2006.10.06
敷地編(2) 敷地と周囲の地盤  2006.10.26
敷地編(3) 敷地と水害  2006.12.12
敷地編(4) 敷地の形、方位、傾き  2007.02.02
地盤編(1) 地盤の強度と土質 2007.06.06
地盤編(2) 宅地造成と切土・盛土 2008.01.28
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                                                   2008.01.28 更新 
2008年、新年明けましておめでとうございます。

長い間、家づくり講座を更新できなかったのは、偏に私の遅筆のためであり、編集者の責任では
ないことを明白にしておきます。

そして今年は、編集者をイライラさせる事なしに更新できるよう、書こうと思っています。

HPの中で少し紹介しましたが、昨年 bDパイル・ブレードパイルという、私が開発した回転埋設
鋼管杭という技術について、海外から引き合いがあり、この技術移転のため、何回か出張して
ました。
杭打重機が不要で、バックホーで施工できることがウケているようです。
十数ヶ国からのオファーがありますが、今年一カ国でも実現したらいいなと・・・
もちろん、国内での普及の力を緩めるつもりはありませんが。。。



今回は、宅地造成のお話です。

宅地造成は、都市計画法や宅地造成等規制法等の法律に従って計画され、又、規制されている
ので、とんでもなく不安全な宅地が出来上がることはないと思いますが、造成のやり方や、元の
地形によっては、家を建てるとき 色々と注意することがあります。
   切土と盛土

   宅地化しようとする地形が平らであれば、あまり土砂を移動しなくても住宅敷地に出来ます
   が、多くの場合、丘陵地を開発することになり、平らな敷地を造り、あまり急でない道路を
   造るためには、土砂を動かす必要があります。

   この際、元々の地形(地山とも言う)を削って、予定の高さにした部分を 『切土地盤』、
   予定の高さより低かったので、土砂を盛り上げた部分を 『盛土地盤』 と呼んでいます。
   一つの宅地開発計画区域の中では、この 『切土』 と 『盛土』 の宅地は、おおよそ、
   半々だといえます。
   何故なら、計画区域から外に土砂を運ぶことも、外から土砂を運び入れることもしないと
   いうのが、開発計画の前提になるからです。

   どうしてか、それは、土砂を運搬することはコストの掛かることだからです。

   『切土地盤』 は、地山ともいい、たいていは地耐力が高いといえます。
   もちろん例外はありますが・・・

   注意すべきは 『盛土地盤』 です。
   『切土』 と 『盛土』 をどうやって見分けるかは、少々専門的知識が必要となりますが、
   造成計画平面図をよく見ることと、地盤調査、周辺地形等から判断できます。

   『盛土』 は、ただダンプカーやブルトーザーで土砂を運んで盛り上げるだけではなく、
   ローラーと呼ばれる重機で、少しづつ転圧(土砂を踏み固めること)し、将来地盤が沈下
   しないように盛り上げていくのですが、必ずしも十分な転圧が出来るとは限りません。
   特に擁壁の近くでは十分な転圧はされていないと考えるべきです。
   何故なら、不用意な転圧で擁壁を変形させてしまう恐れがあるからです。

   中には、造成してから何年も経っているから地耐力は大丈夫などと思う人が少なくないの
   ですが、自然の状態で盛土が十分な地耐力(木造2階建て住宅の宅地として)を持つと
   考えるのは、やめた方が賢明です。

   地質時代の区分で最も新しい沖積世(層)は、現在から過去1万年を指しているのですから。
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