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プロローグ プロローグ  2006.09.21
敷地編(1) 敷地と道路  2006.10.06
敷地編(2) 敷地と周囲の地盤  2006.10.26
敷地編(3) 敷地と水害  2006.12.12
敷地編(4) 敷地の形、方位、傾き  2007.02.02
地盤編(1) 地盤の強度と土質 2007.06.06
地盤編(2) 宅地造成と切土・盛土 2008.01.28
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                                                   2007.6.6 更新 
   良い地盤と悪い地盤

   ここで言う「良い」「悪い」とは、地盤の締り具合が硬いものを「良い地盤」、緩いものを「悪い
   地盤」と分け、地耐力が大きい,小さいといいます。

   地盤の締り具合によって、その地盤が建物や工作物を安全に支えることの出来る重さが
   変ってきます。

   地盤が安全に支えることの出来る重さは「許容支持力」という言葉で表します。
   単位は KN/u 又は t/u で、単位面積当り ○○KN 又は ○○t 支持することが
   出来るということです。

   しかしこの許容支持力は、大きく 「長期許容支持力」 と 「短期許容支持力」 に分けて
   考えます。
   建物の重さは何十年も地盤によって支えられなければならない訳で、この長期に亘って
   安全に建物を支えられる力ということで 「長期許容支持力」 といい、一方建物には台風
   や地震,雪といった短い時間だけれども大きな力が作用することもあります。
   この短い期間(何分、何時間という考え方はしない)に、安全に建物を支えられる力を 
   「短期許容支持力」 といいます。

   そしてその大きさは
       長期許容支持力 × 2倍 = 短期許容支持力
   という関係で考えます。
   これは、多くの実験に基づいて決められています。
   地盤の安全
 
   では、何をもって安全といっているのかという疑問があると思います。
   ここで言う「安全」とは、地盤に支えられた建物や工作物が傾いたり、移動したり、沈んだり、
   歪んだりして、何か不都合が生じないということです。
   では、住宅を建てようとするとき、 地盤の良し悪しをどうして知ることが出来るのか につい
   ては、地盤編3 「地盤調査」 で書きます。
   そして、地盤の耐力が不足する場合の対策については 「構造編」 で書きます。

   ここで言う土質は、礫・砂・シルト・粘土のことで、岩石や腐植土は除いています。
   地盤強度の影響

   地盤の強度が低い、又、地盤が悪いところに家を建てるとどんなことが起こる可能性がある
   のか、多くの事例から見てみると
   「壁に割れ目が出来た」 「窓の締りが悪くなった」 「襖の動きが重くなり、合わせ目に隙間
   が出来た」 「サッシ,ドアがきちんと閉まらない」 「床が傾いた」 「排水が悪く排水口から
   臭気が出た」 「基礎に割れ目が出来た」 「建物周囲の地盤が高くなった」 「玄関勝手口
   の段差が変った」 「軒樋の流れが悪く、雨水が溢れることがある」 等々
   正に砂上の楼閣といったところです。
   
   これらのことで建物がすぐに崩壊することはありませんが、生活するうえで、かなりの不便を
   強いられることになります。

   又、特に傾いた床面の上で生活していると、本人はその事が原因だとは気づかないのです
   が、体調を崩す例は決して少なくありません。
   これは 医学的に説明,証明されているものではありませんが、地震災害後の調査や不等
   沈下した家に住む人の話から、実際におきていることが判っています。

   そして大きな問題点は、傾いた家を直す工事には 多額の費用が掛ることです。

   結論として、家を建てるとき、地盤の地耐力を知っておくことは 大変重要である という
   ことです。
   
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