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2008.03.06 更新 |
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前回、地質時代の区分で最も新しいのが ”沖積世” という話しをしましたが、古い地層程 地盤
耐力が大きい傾向はあります。
これは単に長い時間そこにあったということではなく、様々な履歴を経ているということです。
チョモランマからも貝の化石が出ることを考えると分かります。地球の歴史ってスゴイ!!
ところで、地盤沈下という言葉はよく使われるのですが、どうして地盤沈下がおきるのかはあまり
知られていないのではないでしょうか。
広範囲にわたる地盤沈下の最大の原因は、地下水の汲み上げすぎというのは事実で、東京では
深刻な事となり規制されました。
その結果、地盤沈下は止まり、地下水位は上昇しました。
でも沈下した地盤が元に戻ることはありません。
そして、地下水位の上昇は、地盤沈下とは別の問題を起こしています。
エジプトでも、地下水位の上昇が問題になっているようです。
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住宅地での地盤沈下 |
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造成地での地盤沈下の最も多い原因は、転圧不足だと云えます。
又、十分な転圧をしたつもりでも、時間の経過と雨の影響などで盛土の体積が減少すること
もあります。
これは、土(地盤)は、様々な鉱物の粒子と空気、水の混じり合ったものであって空隙が結構
あり、この空気や水の移動で体積が変化するからです。
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沈下の分類 |
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地盤沈下の状況を大別すると、『即時沈下』と『圧密沈下』に分けられます。
『即時沈下』は字のごとく、地盤に荷重が作用したとほぼ同時に沈下という現象が生じ、
荷重と釣り合い、その後は沈下しないような状況をいいます。
この現象は、あまり締め固まっていない砂や礫質地盤でおこります。
『圧密沈下』は、十分に締め固まっていない、そして含水率の高い粘土質やシルト質地盤で
おこります。
土砂の中には隙間が多いといいましたが、土の粒子が小さい程この隙間の割合は高くなり、
同時に粒子の表面積は大きくなります。
その為に、この隙間にある空気や水が荷重を受けると、ゆっくりと圧力の低い方へ移動を
始めます。
この「ゆっくり」が曲者で、時間の経過に従い、長い時間継続します。
圧密をおこす地層の厚さによっては、何十年も、それ以上続くこともあります。
よく知られたピサの斜塔も、圧密沈下による不等沈下の結果です。(現在は地盤を強化し、
止まっているハズです)
この圧密沈下は、建物の荷重によってばかりではなく、造成地の盛土の重さにより、元々
の地盤が沈下するということも時々起きているようです。
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不等沈下 |
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建物の重さによって地盤が沈下しても、その沈下量が僅かであり、かつ建物全体が同じ
沈下量であればあまり問題はないといえます。
しかし現実には、建物全体が同じように沈下する事の方が少ないと思います。
なぜなら、基礎に加わる重さは場所によって違うからです。
接地圧の高い所ほど沈下量は大きくなり、結果として不等沈下となってしまうのです。
不等沈下は深刻な事態を招く事が多いといえます。
建物の部分によって沈下量が違うのですから、建物が変形しているということで「地盤の
強度と土質」で書いたようなことになるわけです。 |
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地 業 |
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こんなことにならないようにする工事を地業(じぎょう,ちぎょう)といいます。
この工事は基礎よりさらに下方の工事をいい、地盤の状況や建物,工作物の規模により
選択されます。
これについては、構造編でもっと詳しく書きますが、bDパイル・ブレードパイルはこの地業の
一種類です。
そして最も信頼性の高い地業であり、地震に強い工法であることも、中越沖地震で図らずも
実証されたことも書こうと思っています。 |
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