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プロローグ プロローグ  2006.09.21
敷地編(1) 敷地と道路  2006.10.06
敷地編(2) 敷地と周囲の地盤  2006.10.26
敷地編(3) 敷地と水害  2006.12.12
敷地編(4) 敷地の形、方位、傾き  2007.02.02
地盤編(1) 地盤の強度と土質 2007.06.06
地盤編(2) 宅地造成と切土・盛土 2008.01.28
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                                                   2008.03.06 更新 
前回、地質時代の区分で最も新しいのが ”沖積世” という話しをしましたが、古い地層程 地盤
耐力が大きい傾向はあります。
これは単に長い時間そこにあったということではなく、様々な履歴を経ているということです。
チョモランマからも貝の化石が出ることを考えると分かります。地球の歴史ってスゴイ!!

ところで、地盤沈下という言葉はよく使われるのですが、どうして地盤沈下がおきるのかはあまり
知られていないのではないでしょうか。

広範囲にわたる地盤沈下の最大の原因は、地下水の汲み上げすぎというのは事実で、東京では
深刻な事となり規制されました。
その結果、地盤沈下は止まり、地下水位は上昇しました。
でも沈下した地盤が元に戻ることはありません。
そして、地下水位の上昇は、地盤沈下とは別の問題を起こしています。
エジプトでも、地下水位の上昇が問題になっているようです。
   住宅地での地盤沈下

   造成地での地盤沈下の最も多い原因は、転圧不足だと云えます。
   又、十分な転圧をしたつもりでも、時間の経過と雨の影響などで盛土の体積が減少すること
   もあります。

   これは、土(地盤)は、様々な鉱物の粒子と空気、水の混じり合ったものであって空隙が結構
   あり、この空気や水の移動で体積が変化するからです。
   沈下の分類

   地盤沈下の状況を大別すると、『即時沈下』と『圧密沈下』に分けられます。
   『即時沈下』は字のごとく、地盤に荷重が作用したとほぼ同時に沈下という現象が生じ、
   荷重と釣り合い、その後は沈下しないような状況をいいます。
   この現象は、あまり締め固まっていない砂や礫質地盤でおこります。

   『圧密沈下』は、十分に締め固まっていない、そして含水率の高い粘土質やシルト質地盤で
   おこります。
   土砂の中には隙間が多いといいましたが、土の粒子が小さい程この隙間の割合は高くなり、
   同時に粒子の表面積は大きくなります。
   その為に、この隙間にある空気や水が荷重を受けると、ゆっくりと圧力の低い方へ移動を
   始めます。
   この「ゆっくり」が曲者で、時間の経過に従い、長い時間継続します。
   圧密をおこす地層の厚さによっては、何十年も、それ以上続くこともあります。
   よく知られたピサの斜塔も、圧密沈下による不等沈下の結果です。(現在は地盤を強化し、
   止まっているハズです)

   この圧密沈下は、建物の荷重によってばかりではなく、造成地の盛土の重さにより、元々
   の地盤が沈下するということも時々起きているようです。
   
   不等沈下

   建物の重さによって地盤が沈下しても、その沈下量が僅かであり、かつ建物全体が同じ
   沈下量であればあまり問題はないといえます。
   しかし現実には、建物全体が同じように沈下する事の方が少ないと思います。
   なぜなら、基礎に加わる重さは場所によって違うからです。
   接地圧の高い所ほど沈下量は大きくなり、結果として不等沈下となってしまうのです。

   不等沈下は深刻な事態を招く事が多いといえます。
   建物の部分によって沈下量が違うのですから、建物が変形しているということで「地盤の
   強度と土質」で書いたようなことになるわけです。
   地  業

   こんなことにならないようにする工事を地業(じぎょう,ちぎょう)といいます。
   この工事は基礎よりさらに下方の工事をいい、地盤の状況や建物,工作物の規模により
   選択されます。
   これについては、構造編でもっと詳しく書きますが、bDパイル・ブレードパイルはこの地業の
   一種類です。
   そして最も信頼性の高い地業であり、地震に強い工法であることも、中越沖地震で図らずも
   実証されたことも書こうと思っています。
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